05 6月 カミングアウト投稿
ゴールデンウィークの頃、こちらのHPに数回ですが、子猫の写真を載せた事があります。
名前はマリアちゃん 1月29日生まれの女の子
4月の終わりに私の元に来てくれました。
出会いは本当に「直感」でした。
4匹も可愛い猫ちゃんがいるのにもかかわらず、なぜ家族に向かい入れたのか自分でも不思議でした。
来た頃からなんとなく、マリアちゃんの身体に異変を感じていました。子猫特有のソレではなく、お腹が膨らんで見えたのです。
念のため…と思い、かかりつけの動物病院に電話をしたら、信じられない事に
「グッタリしていないなら連れて来なくていいです」
と断られたのです(ーー;)
仕方なく他の病院に連れて行きましたが、異常なしと言われ様子を見ていました。
5月の終わり頃
やっぱりお腹は膨らんでいて、大きくなっているようにも見えました。それに加えて日に日に食欲まで落ちてしまい、元気もないので仕方なく、断られた病院に彼女を連れて行きました。
出された診断は、「ネコ伝染性腹膜炎」
風邪のウイルスが自分の体の中で突然変異して身体をむしばんでしまう、致死率ほぼ100%の病気で、もう長くは生きられないという事でした。お腹の膨らみは、腹水でした。
頭の中がフリーズしました。心もフリーズしました。分からない事だらけでした。
こんなに可愛い子が病気?長くない??出会って1カ月でお別れ???
涙が止まる時は、涙が枯れて次の涙を出すために涙を溜めるための時間になりました。マスクの時代で良かったと思ったのは初めてでした。
何とかしてあげたくて、病気について調べまくりました。北里大学の研究で、この病気が改善した例を見つけ、研究者に直接連絡をして教えてもらったりもしました。
1週間後
様子をみたいと言われていたので、再び動物病院へ
衝撃が走りました。(以下センセイのお言葉)
熱も下がらないし、お腹も小さくなっていない。
腹水を抜いてもまた溜まるし、この病気で薬を服用しても治った例はない。一度治ったように見えても結局は再発する。とにかく今は薬を飲んで、症状を楽にしてあげて、死ぬのを待つように
と言われました。
おまけに
今後は、薬がなくなったら出すだけ。もう猫は連れて来なくていい、困った時だけ連れて来て
とも言われてしまいました。
はあ?全く意味が分からない!込み上げるのは怒りでした。
獣医さんに動物愛は要らない感情なのか、始めの対応の事もあったので、もう我慢の限界!
マリアちゃんに寄り添ってくれる動物病院を探しました。新しい治療法で、分からない獣医さんがほとんどなので、研究者の先生の説明を私がするという状態でした。
それだけ難しい病気なのです。
※幸いにも快諾していただいた病院が数件見つかりました。
そして今日
マリアちゃんは本当に少しずつですが、良くなっているように見えます。悪い方向は向いていないかなぁという状態です。
北里大学の先生から、獣医向けの資料のプレゼントも届きました!
先に書きました通り、マリアちゃんとの出会いはとても不思議な出会い
彼女が私を選んだのだと思います。
薬を飲ませること、ご飯をたべさせること、見守ること
これしか出来ません。
ご飯は工夫しないと食べてくれませんが、ずいぶん食べられるようになりました。
でも、苦しそうにする時も…
これは、すべてプライベートな事です。
今に始まった話ではありませんし、心配をして頂きたくてあげた投稿でもありません。
何が言いたいのか?と申しますと
サジ投げされた病院で出してもらった薬は、「治った」とされる薬です。
でもセンセイはその薬を出しながら
「この薬は研究では治った例があるらしいですが、実際には治った例はありません」
でした怒
でも北里大学の研究者の先生には、「まだ可能性はあります」と言われています。
この病気で死ぬ可能性は100%に近いのですが、慰めでなく「治るかもしれない」と言ってくださる方もいるので、私はその数%を信じて頑張ります。
スポーツ選手のような言葉になってしまいますが、
どんな事でも諦めたら終わりだと思います。
いい事も、そうでない事も
でも数%は
もう終わりではなく、
可能性があるという意味なのだと思います。
終わり