昔話

昔話

これは、まるで道徳の時間に題材にされるような話です。

今でも時々考えさせられるます。正しい事とは???

 

ピラティスの先生になり始めのころ、ピラティスの勉強に東京に通っていました。

朝早く東京にでて、夜福島に帰るという…本当に勉強だけしていました( `ー´)ノ

夜、福島に戻り駐車場から車を出そうとしたら、駐車場に財布が落ちているのを発見しました。

その時の私の心の中は

「こんなに遅い時間に拾って、交番に届けたら更に遅くなるし、面倒かも」

でした。

財布を拾って中を見ると、お金だけでなく免許証も入っていたので、交番に届ける事を決め、駐車場から一番近い交番に直行しました。

交番で経緯を話し手続きをしていると

「財布を落としたんですが…」

と二人の大人の方が入ってきました。

おまわりさんが、話をしてみると私が拾った財布の持ち主がその方だったようで、

「これで少しは早く帰れる♪」

と思っていたら、(ここからです!!)

落とし物を拾ってもらったら、落とした方はお礼にお金を拾った人(私)に支払うシステムがあるそうで、それをおまわりさんに説明されたら落とした方↓↓

「どうして拾ったんですか?まったく面倒だ。落としたことにすぐ気が付いて取りに行ったんだからそのままにしておいてくれたら良かったのに。それでおまわりさん、いくら払えばいいんですか?」

と。。。

いくら?につきましては原則として一割なのですが、現金や、クレジットカード等考え、落とした方の厚意だと説明されたら、とっても不快なお顔で財布とにらめっこして、しぶしぶ私にお金をお渡しになられました。

 

いくら払うって(;^ω^)

拾った人を目の前に言います?

拾わなければよかったんだろうか??と真剣に悩みました。

後から不快なお顔を思い出し、「どこかに捨てちゃえば良かった」とも思いました。

 

この出来事を時々思い出すのですが、正解がいまだに分からない私です。

善意って難しいですね。